読譜力を上げる! “きほんのテクニック教本” 導入しました!

ピアノひけるよ きほんのテクニック教本 導入しました。

当教室でメインに使用している教本の 補助教本になります。

 

『ピアノひけるよ!きほんのテクニック』は、『ピアノひけるよ!シニア①』『シニア②』『シニア③』で習う指のテクニックを

よりしっかりと身につけるための練習曲集です。

スケール(音階)やアルペジオ(分散和音)をはじめとする、ピアノ奏法のもっともベーシックなテクニックを、初級から中級へと向かうレベルで無理なく練習できますので、『ハノン・ピアノ教本』への準備段階としても、活用することができます。

 

教室では、毎週ワークブックやノートの宿題を出しています。

また、色おんぷ(フェルト・磁石)や、音読みカードなども使って、音を読む力を付けてもらっています。

なぜなら、音を読む(読譜)ができなければ、一人で楽しむことが出来ないからです。

習い始めたすべての生徒さん(どんなに小さくても)に、音1つ1つを読むことを大切にしてきました。

しかし、ワークやノートで読めていても、実際楽譜を目の前にすると読めない生徒さんが多くいます。

これは、ずっと 私の 疑問と解決したい課題 の一つでした。

小さくてもスラスラと読める生徒さんも、もちろんおられますが、ほとんどの生徒さんは5・6年生位になるとなぜか読めるようになるのです。不思議でした。

中学生になると更に理解力が増して、もっとスラスラ読めるようになるのですが、もっと早い段階(小5まで位)で楽しいを味わってもらいたいと常々思っていました。

 

 

ずっと考えてきたこと。

 音を線で読む ことを強化していこう!

 

例えば、あいうえお(50音)を1つずつ読めたとしても、言葉(2つ以上の音)を繋ぎ合わせられなければ、言葉として完成されません。音符では音の上がり下がりの音階や1音飛ばしなど、前後を繋ぎ合わせることが出来なければ、なめらかな演奏にならないということになります。

外国人が、習いたての日本語を1音ずつ話しているような状態の音楽になってしまいますね。

音を点で読む ことに関しては、沢山やってきていますので、小学5・6年生位になる頃には1つずつは完全に読めている状態になっています。楽譜をパッと開いて見た時、1度に沢山の情報を取り入れる力があれば、読譜が格段に楽になり、練習への意欲も高まっていくでしょう。

これは、普段の生活の中でも言えることですね。成長するとともに、周りをよく見られるようになり、危険を回避したり人への気配りなどが出来てきますよね。

急に大人になったな~なんて気が付くことがありますが、読譜力も、いきなり詰まっていたシャワーの水が、わぁーっと溢れでてくる感覚で、今まで時間がかかっていたのにスラスラ読みはじめ、ビックリしたことが過去何度もあります。

ここに到達するまでの時間は、個人差があります(小学5・6年以降の場合も)が、続けて行くことでスラスラと滑らかによめるようになります。

しかし、つまり読譜力が付くまでに時間がかかる のです。

 なるべく早くクリアするために

音を線で読む 目標に、テクニック教本をシニア①以上の生徒さん対象に

お渡ししました。

 

もう1曲というと練習が大変になりますが、この教本は簡単な繰り返しなので、無理なくやっていけると思います。指の運動はもちろん、音の配列を考えなくても自然に出てくるようになっていきます。生徒さんも単純な配列の連続なので、楽しく出来ているようです。

この教本の成果はきっと少しずつですが、確実に読譜力を付けてくれることでしょう。

読譜力が上がる⇒譜読みが早くなる⇒練習しやすくなる⇒すぐ弾けて楽しくなる⇒仕上がりが早くなる⇒

新曲が楽しみになる⇒さらに読譜力がつき自信が持てる⇒一生の宝物になる

 

このブログでは、教室での新しい取り組みや、普段私が考えていることを細かくアップしていきます。

どうぞご覧くださいね。

いつも話が長くなり、すみません( ノД`)